パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第21章 月影

「見えた……？」

「……っ」


首を振ると


「琴音からは見えないのか……」


葉月くんが呟いて、ふっ、と笑う。


「……じゃあ想像してよ」

「え……？」

「琴音のぬるぬるしてるここが僕のを咥えてるとこ」

「────っ」


心臓が、どくんと鳴った。


「僕のが琴音の身体のなかで……こうやって動いてる」


再び葉月くんが動き出す。


「琴音の気持ちいいとこに」


ぐっ、ぐっ、とそこを突き上げられて。


「あっ、あ……あぁっ……！」

「さっき琴音が見て、興奮しちゃったようなことされてるって────」


その言葉を言い終わると同時に激しくなった責め。


「あぁぁっ────！」


身体が仰け反って喜んだ。


──頭の中に浮かぶ、卑猥な光景。

葉月くんのもの。
あれで、擦られてる。
私のなかで、あれが動いてる。
葉月くんの、あのいやらしい腰の動き。
なかのそれと、重なる────。


「……っ、ひ……」


ぞくぞくが止まらなくて、なかがきゅうきゅうと勝手に締まるのがわかる。