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宵闇
第21章 月影


葉月くんは手を伸ばしたところにあったそれを、私の胸を舌で愛撫しながら器用に開封して装着した。
名残惜しそうにちゅっと音を立てて唇を離し、私の腰に両手を添える。


「前、きて」


葉月くんの身体に引き寄せられ、調節された腰の位置。


「自分で挿れられる?」


私から片手を離し、自分のそれを握った。
そのまま窓辺に凭れ、蜜穴にあてがってくる。


「腰、おろして」


言われたとおりに少しだけ腰をおろすと、くちゅっとなかに、それが埋まっていく感触。


「あ……」


葉月くんの肩に乗せている手に力が入る。


「いいよ……ゆっくり」


頷いて、そのとおり、ゆっくり身体を沈めていこうと思っていたけど。


「あ……やぁぁっ……!」


さっきまでそれを呑み込んでいたそこはまだとろけたままで、ぬぷり……とスムーズに受け入れていく。


「んん……! やぁ……ん、はいっちゃう……っ……!」


葉月くんを見つめたままたまらず訴えると、ふっと笑って、やらしい身体だねと言葉で私を苛める。
ぶんぶんと首を振って否定するも、奥までそれを呑み込みたがってる身体はもう言うことを聞かない。


「あぁぁ……」


なかが押し広げられていくその感覚がたまらない。
腰を下ろしていくのをやめられない。
無意識に息を止めていた。


「息……吐いて」


言われてそう気づき、動きを止め、一度はあ……と言われた通りにした──そのとき。


「────ぁあっ……!」


葉月くんが私の腰を両手で掴んで下からぐっ、と突いてきた。
そのせいでまた深く、それがはいる。


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