この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
宵闇
第21章 月影
葉月くんは手を伸ばしたところにあったそれを、私の胸を舌で愛撫しながら器用に開封して装着した。
名残惜しそうにちゅっと音を立てて唇を離し、私の腰に両手を添える。
「前、きて」
葉月くんの身体に引き寄せられ、調節された腰の位置。
「自分で挿れられる?」
私から片手を離し、自分のそれを握った。
そのまま窓辺に凭れ、蜜穴にあてがってくる。
「腰、おろして」
言われたとおりに少しだけ腰をおろすと、くちゅっとなかに、それが埋まっていく感触。
「あ……」
葉月くんの肩に乗せている手に力が入る。
「いいよ……ゆっくり」
頷いて、そのとおり、ゆっくり身体を沈めていこうと思っていたけど。
「あ……やぁぁっ……!」
さっきまでそれを呑み込んでいたそこはまだとろけたままで、ぬぷり……とスムーズに受け入れていく。
「んん……! やぁ……ん、はいっちゃう……っ……!」
葉月くんを見つめたままたまらず訴えると、ふっと笑って、やらしい身体だねと言葉で私を苛める。
ぶんぶんと首を振って否定するも、奥までそれを呑み込みたがってる身体はもう言うことを聞かない。
「あぁぁ……」
なかが押し広げられていくその感覚がたまらない。
腰を下ろしていくのをやめられない。
無意識に息を止めていた。
「息……吐いて」
言われてそう気づき、動きを止め、一度はあ……と言われた通りにした──そのとき。
「────ぁあっ……!」
葉月くんが私の腰を両手で掴んで下からぐっ、と突いてきた。
そのせいでまた深く、それがはいる。