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宵闇
第7章 眩暈


……もう、いい。


誰かと付き合うとか、彼氏とか、もうどうでもいい。
もう、そんなのいらない。
だって私の態度は相手を傷つけるだけみたいだから。


とうとう、涙が溢れた。
何の涙なのかもわからないままだったけど。


けれど私は先輩のことがちゃんと好きだったんだと──せめてそう思いたい。

好きな人と付き合って。
好きな人と結ばれて。
好きな人と……別れた。

ただ、それだけのことだったと思いたい。

たくさんあるはずのそういう別れみたいに、私たちもそれだけだと。


「……っ、う」


私は泣き続けた。
先輩と私の関係は──本当にもう終わったんだ。

そう……もうすぐ私の17歳の誕生日がくる、この冬の日を最後に────。





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