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朋子
第1章 車中にて1
美術館では手をつないでショップを見て回った。可愛らしい小物に、彼女の笑顔が弾ける。端から見たら、私たちは何に見えるだろうか?
………夫婦? ………恋人?
実際はどちらも違う。ただ確かなのは、お互いに愛してるということだけ。
月に一回ほどの会瀬。しかし、毎日の電話やメールは、その会瀬に向けて確実に愛しさと破滅的なまでの欲情を募らせていく。
私は作品に見入っている朋子の腰に手を回した。彼女はビクッと躰を反応させるも、作品を見続けている。私はなにくわぬ顔で彼女に寄り添い、作品を解説する。腰に置いた手は豊かな尻のカーブを滑りながらスカートの裾に達する。手は止まらずにスカートを潜り、内腿を撫でる。彼女の躰は小刻みに震え、ストッキングに包まれた内腿を粘液質な水滴が伝う。
私は彼女の耳許に唇を寄せ、小さい声で囁く。「美術館が空いていて良かったね。ほかの人がいたら丸見えだよ」。
彼女の震えが、大きくなる。
「声を出してはいけないよ。ガラスに手をついて尻を突きだしなさい」。私の手は溢れる泉の本流へと向かう。
「クッ」。自らの指を噛みながら、躰を強張らせる。泉は蜜を湛え、ストッキングを濡らしていた。私は蜜を指で絡め取り、クリトリスとアヌスに塗りこんで行く。
彼女の腰が自然と上下に動き、指を催促する。………(美しい)心から、そう思った。神が造りたもうた芸術なのだと。(もっと感じさせたい、もっと狂わせたい)。私は彼女の腕を引き、従業員通路に押し込める。
「まだ、おあずけ。これを入れておきなさい」。ストッキングの中にピンクのローターを滑り込ませる。最弱の振動にセットし、スカートを直してから、強く唇を奪う。
「さっ、観賞を楽しもうか」。手をつないで、通常よりもゆっくりと歩く。ときより低い位置の作品も観賞し、彼女をかがませたり、座らせたりする。すると、彼女は「もう お願い」と、全身を紅色に染めながら白旗を上げる。
「じゃあ、二人っきりになれる所に行こうか」。私たちは肩を抱き合い、ホテルへと車を走らせた。
………夫婦? ………恋人?
実際はどちらも違う。ただ確かなのは、お互いに愛してるということだけ。
月に一回ほどの会瀬。しかし、毎日の電話やメールは、その会瀬に向けて確実に愛しさと破滅的なまでの欲情を募らせていく。
私は作品に見入っている朋子の腰に手を回した。彼女はビクッと躰を反応させるも、作品を見続けている。私はなにくわぬ顔で彼女に寄り添い、作品を解説する。腰に置いた手は豊かな尻のカーブを滑りながらスカートの裾に達する。手は止まらずにスカートを潜り、内腿を撫でる。彼女の躰は小刻みに震え、ストッキングに包まれた内腿を粘液質な水滴が伝う。
私は彼女の耳許に唇を寄せ、小さい声で囁く。「美術館が空いていて良かったね。ほかの人がいたら丸見えだよ」。
彼女の震えが、大きくなる。
「声を出してはいけないよ。ガラスに手をついて尻を突きだしなさい」。私の手は溢れる泉の本流へと向かう。
「クッ」。自らの指を噛みながら、躰を強張らせる。泉は蜜を湛え、ストッキングを濡らしていた。私は蜜を指で絡め取り、クリトリスとアヌスに塗りこんで行く。
彼女の腰が自然と上下に動き、指を催促する。………(美しい)心から、そう思った。神が造りたもうた芸術なのだと。(もっと感じさせたい、もっと狂わせたい)。私は彼女の腕を引き、従業員通路に押し込める。
「まだ、おあずけ。これを入れておきなさい」。ストッキングの中にピンクのローターを滑り込ませる。最弱の振動にセットし、スカートを直してから、強く唇を奪う。
「さっ、観賞を楽しもうか」。手をつないで、通常よりもゆっくりと歩く。ときより低い位置の作品も観賞し、彼女をかがませたり、座らせたりする。すると、彼女は「もう お願い」と、全身を紅色に染めながら白旗を上げる。
「じゃあ、二人っきりになれる所に行こうか」。私たちは肩を抱き合い、ホテルへと車を走らせた。