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キスの花束を
第4章 拒絶と決意
「私ね。ツカサとの未来はないと思った。11歳も離れてるんだもん。
ツカサはこれから大学にいって、素敵な女の子を見つけて
私とは今に別れるよ。
私は回り道してる時間はないんだよ。
もう28なの。
だから・・・ごめん」

その言葉を聴いてツカサは
私に無数のキスをくれた。

「不安にならないぐらいキスするよ。
いつもキスする。いつも好きだっていう。いつも可愛いって言うよ。
だから。。。後4年待って。
俺、頭良いんだ。エスカレーターで付属の大学に入学は決まってる。
ぜってぇ~いいところに就職してみせる。
大学を卒業したら結婚しよ。
紗江子さん、33歳!まだ全然若いじゃん。
マジで、後悔させないから!」

言葉は強がっていたけど
泣きそうな顔は高校3年生17歳の顔だった。
それでも言ってる言葉は信用できた。

大人の男が言う、綺麗な嘘の約束より
全然信用できると思った。

あと4年・・・
結果的に別れたとしてもこれだけ私を好きになってくれる人は
そうそういない・・・

4年だけ寄り道してみようか・・・

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