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キスの花束を
第5章 嫉妬と誤解
「紗江子さん。今日部活が早く終わりそう。
顧問が他校に研修だって。会えるかな?」
そんなツカサからのメールに渋々
「ごめんなさい。しばらく仕事が立て込んで会えないの」
そう返事をした。
そう返事をしろと明日香に言われたから。
私は早く帰れそうな日は明日香と二人でスポーツジムに行って
汗を流した。
エステにも行った。
スポーツジムに行かない日も、家でエクササイズをやった。
ツカサのデートのお誘いを毎回断る私を
段々おかしいと思ったのか
「今日こそ会いたい」
とメールを送ってくるようになったが
何とか理由を付けて会わなかった。
「武田さん」
今日は明日香が企画部の仕事の関係でスポーツジムに行かれないので
私は一人で行く事になった。
「絶対サボっちゃだめだよ」
なんて、明日香は社内メールで釘をさしてきた。
明日香が行けない時は私はサボってツカサに会いに行きたいのに。
「あ。新田部長。今お帰りですか?」
渋々スポーツジムに向かう私に、経営管理の新田部長が話しかけてきた。
とても爽やかな人で好感が持てるので
秘書課でも人気の部長だ。
「武田さんも?」
「はい。これからスポーツジムに」
「へぇ。これ以上綺麗になろうって訳?彼氏のためかな」
そう言いながらクスクス笑う。
この人が言わなければセクハラ名発言だ。
「まぁ。そうですね」
私も、惚気てみる。
顧問が他校に研修だって。会えるかな?」
そんなツカサからのメールに渋々
「ごめんなさい。しばらく仕事が立て込んで会えないの」
そう返事をした。
そう返事をしろと明日香に言われたから。
私は早く帰れそうな日は明日香と二人でスポーツジムに行って
汗を流した。
エステにも行った。
スポーツジムに行かない日も、家でエクササイズをやった。
ツカサのデートのお誘いを毎回断る私を
段々おかしいと思ったのか
「今日こそ会いたい」
とメールを送ってくるようになったが
何とか理由を付けて会わなかった。
「武田さん」
今日は明日香が企画部の仕事の関係でスポーツジムに行かれないので
私は一人で行く事になった。
「絶対サボっちゃだめだよ」
なんて、明日香は社内メールで釘をさしてきた。
明日香が行けない時は私はサボってツカサに会いに行きたいのに。
「あ。新田部長。今お帰りですか?」
渋々スポーツジムに向かう私に、経営管理の新田部長が話しかけてきた。
とても爽やかな人で好感が持てるので
秘書課でも人気の部長だ。
「武田さんも?」
「はい。これからスポーツジムに」
「へぇ。これ以上綺麗になろうって訳?彼氏のためかな」
そう言いながらクスクス笑う。
この人が言わなければセクハラ名発言だ。
「まぁ。そうですね」
私も、惚気てみる。