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第1章 餌の少女

【名前】灰川ミズキ
【学年】嶺帝学院高校二年生
【年齢】17歳


逆巻家に住む、人間の少女。
一見するとごく普通の女子高生だが、肉体の高速再生能力(細胞の活性化による負傷及び失血の高速治癒能力)を持つ。自分の意思でのコントロールはできず、傷を付けても自然とすぐに完治し、痕も残らない。
吸血される事に関しては「自分は体の特性を活かして兄弟達に血を捧げている」と割り切っていて、疑問も不満もない。ただ、常人は持たない力を人間である自分が持っている矛盾に苦しむ一面を持つ。
血を求められる行為はヴァンパイアの愛情表現だと信じていて、それは餌として最大の喜びであると考えている。
純粋で快活な性格だが、性根が真面目で現実主義。
物心ついた時には逆巻家で暮らしていて、自分の生みの親の名前も顔も知らない。
たまに、寂しげな顔で物思いに耽っている事がある。