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ひよこと野獣
第3章 野獣 武志の困惑
「せ、先輩」
「何だ?」
「て、手を…」
「手がどうかしたか?」
俺は言われて自分の手を広げて見た。
特にどこもおかしい気はしない。
「つ、繋いでもいいですか?」
「あ?ああ…」
手を繋ぐのは平気なのか。
そりゃそうだよな。
ひよこは俺が好きなんだもんな。
目つきの悪さとがたいの良さは中学生の頃からだった。
他校の中学とやりあっただの何だの勝手に噂だけが広まっていく。
だから同じ中学生の女子には敬遠されていたし、それは高校でも変わらなかった。
「こうやって手を繋ぐなんて初めてだ」
「え!先輩もですか?私も初めてなんですよ!」
テンションの上がるひよこの手を取った。
俺の手が大きいのかひよこの手が小さいのか、すっぽりと中に収まってしまう。
「何だ?」
「て、手を…」
「手がどうかしたか?」
俺は言われて自分の手を広げて見た。
特にどこもおかしい気はしない。
「つ、繋いでもいいですか?」
「あ?ああ…」
手を繋ぐのは平気なのか。
そりゃそうだよな。
ひよこは俺が好きなんだもんな。
目つきの悪さとがたいの良さは中学生の頃からだった。
他校の中学とやりあっただの何だの勝手に噂だけが広まっていく。
だから同じ中学生の女子には敬遠されていたし、それは高校でも変わらなかった。
「こうやって手を繋ぐなんて初めてだ」
「え!先輩もですか?私も初めてなんですよ!」
テンションの上がるひよこの手を取った。
俺の手が大きいのかひよこの手が小さいのか、すっぽりと中に収まってしまう。