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一夜の愛、人との愛
第13章 金の拘束
「……」
金色の瞳を線のように細めて身体の角度を変えながら、ザレムは真理亜の身体を斜めに傾けて、柔らかな裸体を、何とかそっと岩の地面へと横たえさせた。
真理亜は完全に気をやってしまったらしく、先程まで乱れていた呼吸も、濡れて潤んでいた瞳も、全ての筋力のスイッチを手放しきって身動きせず、いっそ静かに脱力している。
それでも、触れ合ったままの足は熱く、見下ろせば無防備な茂みと、その奥の赤く熟れた蕾が、熱い熱の塊を求めてヒクッと開閉するのが見えた。
「……あー」
完全に勃ちあがったままの自身が、先端に雫を浮かべながら肉筒を求めて震えている。
それこそ、この寸止めは拷問に近い。
槍で突かれるよりも、鞭で打たれるよりも、ある意味では苦痛な状況だ。
サレムは、火照る身体を深呼吸でなだめながら、目を閉じた。
(さっさと空が変われば…)
しばらくして。
寝息一つ立てず、すっかり気を失っている真理亜の身体を思う存分、眺めてから、ザレムは見張りを呼びだした。
自分と女の服を整えさせて、壁の厚みを最も強固な形に変えさせるように告げれば、黒い天使は、まんじりともせず、時が過ぎるのを、ただ待ち続けた。
金色の瞳を線のように細めて身体の角度を変えながら、ザレムは真理亜の身体を斜めに傾けて、柔らかな裸体を、何とかそっと岩の地面へと横たえさせた。
真理亜は完全に気をやってしまったらしく、先程まで乱れていた呼吸も、濡れて潤んでいた瞳も、全ての筋力のスイッチを手放しきって身動きせず、いっそ静かに脱力している。
それでも、触れ合ったままの足は熱く、見下ろせば無防備な茂みと、その奥の赤く熟れた蕾が、熱い熱の塊を求めてヒクッと開閉するのが見えた。
「……あー」
完全に勃ちあがったままの自身が、先端に雫を浮かべながら肉筒を求めて震えている。
それこそ、この寸止めは拷問に近い。
槍で突かれるよりも、鞭で打たれるよりも、ある意味では苦痛な状況だ。
サレムは、火照る身体を深呼吸でなだめながら、目を閉じた。
(さっさと空が変われば…)
しばらくして。
寝息一つ立てず、すっかり気を失っている真理亜の身体を思う存分、眺めてから、ザレムは見張りを呼びだした。
自分と女の服を整えさせて、壁の厚みを最も強固な形に変えさせるように告げれば、黒い天使は、まんじりともせず、時が過ぎるのを、ただ待ち続けた。