この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
一夜の愛、人との愛
第13章 金の拘束
「……」

金色の瞳を線のように細めて身体の角度を変えながら、ザレムは真理亜の身体を斜めに傾けて、柔らかな裸体を、何とかそっと岩の地面へと横たえさせた。

真理亜は完全に気をやってしまったらしく、先程まで乱れていた呼吸も、濡れて潤んでいた瞳も、全ての筋力のスイッチを手放しきって身動きせず、いっそ静かに脱力している。

それでも、触れ合ったままの足は熱く、見下ろせば無防備な茂みと、その奥の赤く熟れた蕾が、熱い熱の塊を求めてヒクッと開閉するのが見えた。

「……あー」

完全に勃ちあがったままの自身が、先端に雫を浮かべながら肉筒を求めて震えている。

それこそ、この寸止めは拷問に近い。

槍で突かれるよりも、鞭で打たれるよりも、ある意味では苦痛な状況だ。

サレムは、火照る身体を深呼吸でなだめながら、目を閉じた。

(さっさと空が変われば…)








しばらくして。

寝息一つ立てず、すっかり気を失っている真理亜の身体を思う存分、眺めてから、ザレムは見張りを呼びだした。

自分と女の服を整えさせて、壁の厚みを最も強固な形に変えさせるように告げれば、黒い天使は、まんじりともせず、時が過ぎるのを、ただ待ち続けた。
/226ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ