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一夜の愛、人との愛
第8章 銀の鎖
男が自分から離れた気配を感じた。
けれど、真理亜は振り向けなかった。

(もう、止め、られない・・・)

下着の中で動き出した右手が、意志より欲求に従っている。
じわりと湧き出る愛液を中指ですくって、襞の間を辿り、熱く熟れた芯を指の腹で擦る。

「あ、・・・・はぁ・・・」

真理亜の口元から溢れる吐息に甘さが混じり、背後の男が場違いなほど綺麗な笑みを浮かべた。






「え・・・」






真理亜が息を飲んだ。突然だったのだ。

視界が暗い。瞬いた瞼が、何かに触れて、目を覆われたのだと伝えてくる。



「なにっ?」



思わず右手も止めて振り返った彼女の身体を見下ろし、男は微笑む。



「少しは羞恥も減るでしょう」



洗脳しているようにも聞こえる声が、真理亜の心を乱す。



「感度は、上がるかもしれませんが」



こんな時でさえ、男の声は静かに響く。



身体がカッと熱くなり、真理亜は見えない相手から身体を庇おうとした。



「んぁ、ッ・・・」



その彼女の腰に手をかけ、男は女を仰向けにする。



「隠すことは無いでしょう。私は、貴方とは違う種族なのだから」



低く甘く、品のある声が、徐々に真理亜の傍に近寄る。



「もっと、見せて構わない。貴方が濡れていく姿を」



「や、ぁっ・・・!」



唐突に胸元を守る布を引き剥がされ、真理亜がのけぞった。



反動でブラジャーが外れ、苦しかった胸元が開放感に揺れる。



「ほら」



真理亜の左手を、右の胸に導き、男が囁く。



「誰も見ていない。貴方は、快楽に従って構わないんですよ」



誘惑の言葉が、真理亜の腰に熱を集めていく。



微かに、下肢から濡れた音が響き始める。



「とても、綺麗だ。もっと、濡れてしまいなさい」



「あ、・・・あ、ん・・・」



真理亜の身体が桜色に染まった。その声も、甘く濡れていく。




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