この作品は18歳未満閲覧禁止です
![](/image/skin/separater7.gif)
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ダディisサディスト
第11章 理解と距離
![](/image/mobi/1px_nocolor.gif)
ホテルの部屋に入ると――…
ベッドでぐったりしているナツが…もぞもぞ動いていた―――…
「ナツさん…大丈夫ですか?」
ピクッ―――…
「――――…こ…小雪さん?」
ベッドの中から…少し涙声のナツの声がした――――…
「お疲れ様でした――…
大丈夫ですか?意識は戻りましたか?」
「…あっ…はぃ…大丈夫です。」
私は、冷蔵庫からミネラルウォーターを出すと…ナツに持っていく―――…
「あっ……コップに入れますか?」
前の奴隷“カナ”はコップで飲むのが好きだった――…
「…ペットボトルのままでいいです……気を使わないでください――――…私は、奴隷ですよ?」
ナツは、目を擦り――――…
ベッドから出てきた…
ナツの体には…
父が付けたキスマークや…歯形が見えた―――――…
「ナツさんは…山越の奴隷であって―――…私の奴隷では有りません…
それに…ナツさんを頼むと…山越から連絡がありましたから…」
ナツは…私にキスマークや歯形…乳房を見せないようにシーツで体を包み…私から水を受け取った――――…
「ありがとう――――…
目が覚めて――――…誰もいなくて…
凄く心細かったの―――…
小雪さんの声が聞こえて…嬉しかった―――――…」
ナツは、少しの間だったが…
取り残され――――…
不安だったらしい…
![](/image/skin/separater7.gif)
![](/image/skin/separater7.gif)