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ダディisサディスト
第16章 思い出と今
ナツは…写真を握りしめて…
何かが切れた様に…
泣き出した…
「ナツさん―――…」
「…この体は…もう、奴隷として生きていくしかないじゃない…
山越様だけが―――――…この…寂しくて、行き場のない目覚めた体を――…求めてくれる…理解してくれる…
今の私には…山越様が必要なの――――…捨てられたくない…
でも―――――――…
…何処かで…あの人を求めてる…
手を…握ってくれるだけでも…幸せなのに―――…」
ナツは…シワになった写真を…泣きながら…手で伸ばす
「…ナツさん―――――…」
私は…怖くなった――――…
真相心理では…旦那の愛を信じ、愛している―――…
なのに…長年の風俗での肉欲開発により、虐待的愛撫を叩き込まれ――――…結局…この世界に来てしまった…
ナツの…行き場のない…ジレンマ…
心と体の求めるものが違う女―――――…
私は…こんな―――――…
女…見たことがない…