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第20章 奴隷【ナツ】…雷と獣

ｼﾞｬﾗ…と…首輪の鎖が響く部屋―――――…



ナツは…山越の声を探し…顔をあげる…



「ナツは…今日―――…マニアの人達に貸し出すよ…
しっかり、満足させなさい…


この調教で不評だったら―――…

売り飛ばすから―……


笑顔で…相手しなさい―…」





山越の声は…
いつもより低く―――…



“売り飛ばす…”は本気に聞こえた――――…




「は…はい、皆様を満足させれるよう―――…頑張ります…」



ナツは…
山越に…微笑んだ…




「緑川…アイマスクを外せ」



「はい」




ナツは……


暗闇から…解放された――…