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ダディisサディスト
第29章 誘導と後ろ髪
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「―――…小雪さん…
そんな顔しないで―――…?
心配してくれて…ありがとう…
私ね……大丈夫だから――」
「…うそ―――…だって…
…まだ―――…」
ナツは、小瓶を握りしめ…
コクンと…頷いた―――…
「まだ…好き―――…
愛しています――――――…
旦那は、ギャンブルや風俗に行ってしまうダメ旦那だけど……
がんばり屋だし…
すごく努力家なのは…
私が一番…知っているから…
それに…
史朗の父親は…彼だし…
私が…支えたいと…
初めて思った人だから…」
ナツは…グッと――――…
更に小瓶を握る――――…
「もう……旦那には…
多くは望まない――――…
望めない――――…
ただ…史朗の父親であってくれれば…
それで…いい―――――…
私は、もう―――――――…
彼をせめられない―――…
もう…――――…もう…」
ナツは…笑いながら……
紅茶を口にした――――…
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