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ダディisサディスト
第29章 誘導と後ろ髪
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ナツさん…
嘘が―――…下手…ね…
でも―――――…
ナツの中で――――――…
何かが壊れ…
何かが生まれたのだろう…
ナツは…
変わろうとしているのかもしれない…
そう…感じた―――――…
「…そぅ―――――…
ごめんね……
最後まで、見届けるって…
決めていたのに――――…」
私は―――――…
ナツの隣に座り……
小瓶を握る手に…
手を重ねた――――…
「小雪…さん、ありがとう」
「ナツさん…
来月…頑張って――――…
もし――――――――…
もしも……
来月の大きな調教で……
妊娠しても――――――…
父は―――――…
全てを受け入れる準備をしているから…
母の時の様に――――…」
私は…
ナツの手を握り―――…
微笑んだ―――――――…
「…小雪さん―――…」
ナツの表情は……
私を思ってか―――…
困ったような……
心配した表情になる――…
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