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第5章 主婦【ナツ】…孤独な箱庭

旦那と息子と…
三人で朝食を食べ――――…


時間を見て、旦那を会社に送り出す―――…



「今日も頑張ってね。いってらっしゃい。」



いつもの様に…にこやかに送り出す…




次は、息子…


朝食をしっかり食べさせ…身支度を整え―――…


保育園に連れていく―――…



ご近所さんと挨拶をしながら…



息子と手を繋ぎ園まで歩く――…




少し歩くが……



運動不足のナツにはいい散歩コースとなっている…





「お母さん！いってきます！」



「シー君！いってらっしゃい！」




園の玄関で、我が子と別れる――――…



すー…っとすり抜けて園に入っていく息子を見ると――…



自分だげ置いていかれたような気分になる――――…



園には…
他の親子の姿があるのに…



離ればなれは我が家だけではないのに―――――…




ナツは…



言い知れぬ寂しさを感じていた…