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第3章 迷走する欲情

あの日から
俺は家で落ち着く場所がない


俺をからかっているのか？

妹がやけに挑発的だ


開けっ放しの部屋に
脱ぎ散らかした下着

胸元の開いた部屋着

何より…
俺の部屋に聞こえてくる
妹のｵﾅﾆｰの声


俺は初めのうちは
聞いてはいけない…
という思いで
ﾘﾋﾞﾝｸﾞで時間を潰していた


ある日…
ﾘﾋﾞﾝｸﾞでTVを見ながら
妹の挑発から逃れていた時


二階から妹がおりてきた


乱れた髪の毛

高揚した桃色の頬

ﾉｰﾌﾞﾗの薄いTｼｬﾂ姿
…そこに透ける小さい乳首


その姿を思わず目で追い…
その視線の先で
妹が俺を見ていた


慌てて視線を外す


　　…お兄ちゃん
　　　 TV見てたんだ


　…あぁ…


　　…部屋にいると
　　　　　思ってた…



俺が隣の部屋にいると
思って妹はｵﾅﾆｰをしている？

妹は俺を誘ってる？



俺は…なぜ俺の胸は
　高鳴ってるのか…