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保健室は絶対領域
第8章 孤独
桜子は、反射的に立ち上がるとルイに駆け寄った。
「寒いんだ…凄く…」
ルイは膝をついたまま、立ち上がることが出来ないでいた。
桜子は、ルイの顎を掴んで顔を持ち上げると、もう一度顔色を確認しておでこに手を当てた。
「熱があるじゃない!」
急いでルイの身体を引き上げると、ベッドに寝かせた。
ルイの身体が熱い…
桜子は、タオルを濡らしておでこに当てる。
「わりぃーな…」
ルイは、一言だけそう漏らすと瞳を閉じた。
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