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保健室は絶対領域
第2章 婚約者
「ねぇ…桜子…」

熱い吐息が耳元にかかる。眠ってる桜子の耳を良斗が悪戯に愛撫し始めた。

「…ぅぅんっ…」

桜子は、その刺激で目覚め目をこすりながら、ゆっくり身体の向きを変える。


「良斗ぉ…おかえりなさい…」

「遅くなってごめんね…」


良斗は桜子をゆっくり眺めると、不意に桜子の唇を塞いだ。アルコールの独特の香りに包まれる。

良斗は、桜子の唇から舌をねじ込み口内に侵入してきた。

その舌はまるで生き物の様に自由に動き回り、いやらしく何度も何度も桜子の舌を絡ませる。
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