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第12章 疑惑

「や、やめて！」

「おねーさん、かわいいお尻だなぁ。ほら、そこに入ろうよ。」


男達が無理やり桜子を連れ込もうとしたのは、ネオンがギラギラしているラブホテルだった。

桜子は一人の男に手で口を塞がれ、抱え込まれた。


「んぐぐっ…」

必死に抵抗するものの、力ではかなわない。


「ちょっと、待てよ！！」

ルイの声がする。


「何だお前！」

男達がそう言った瞬間、ルイは素早く足を蹴り上げた。


男達の体勢が崩れると、ルイが桜子を助け出す。


「走って！！」