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保健室は絶対領域
第17章 謎
ルイに解放された桜子は、少し距離をおいた。
「そういう事だよ。」
「何か知ってるなら、教えて?」
今度は、桜子がルイに詰め寄る。
「彼氏は、いつ帰国したんだろうね?
何も知らないのは、先生だけかも…クククっ」
そう言い残して、ルイは保健室を出て行った。
―――ルイ…どういう意味?
すぐにルイを追いかけようと、保健室のドアを開けると、
ルイは、壁にもたれて頭を抱え込んでいた。
桜子に気が付いたルイは、「チッ」っと舌打ちをする。
「ルイ?」
ルイの初めて見る苦しそうな表情に、思わず駆け寄る。
「…ただの偏頭痛。」
「保健室に戻ろう。」
頭を抱えた状態のルイの肩に手をまわし、保健室にゆっくり誘導し、ベッドに座らせた。
ルイは、まだ苦悶の表情で頭を押さえている。
「そういう事だよ。」
「何か知ってるなら、教えて?」
今度は、桜子がルイに詰め寄る。
「彼氏は、いつ帰国したんだろうね?
何も知らないのは、先生だけかも…クククっ」
そう言い残して、ルイは保健室を出て行った。
―――ルイ…どういう意味?
すぐにルイを追いかけようと、保健室のドアを開けると、
ルイは、壁にもたれて頭を抱え込んでいた。
桜子に気が付いたルイは、「チッ」っと舌打ちをする。
「ルイ?」
ルイの初めて見る苦しそうな表情に、思わず駆け寄る。
「…ただの偏頭痛。」
「保健室に戻ろう。」
頭を抱えた状態のルイの肩に手をまわし、保健室にゆっくり誘導し、ベッドに座らせた。
ルイは、まだ苦悶の表情で頭を押さえている。