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保健室は絶対領域
第3章 岡田ルイ

ルイのおかげで、書類の作成が殆んど進まなかった。

近日中にプリントアウトしたいので、残業をしていると…

「水野先生、赴任したばっかりなのに残業ご苦労様です。今週の金曜日歓迎会しようと思うんですが、都合はいかがですか?」

話しかけてきたのは、正面の武流先生。筋肉質でいかにも体育教師。


「あ、武流先生…お疲れ様です。わざわざ歓迎会だなんて…すみません。金曜日わかりました、ありがとうございます!」

(その日は良斗が来る日だから、後で連絡すればいいか…)


「良かった~、折角の週末ですし盛り上がりましょう!!」

「はい、こちらこそ楽しみにしてますね!」


再び残業に戻る。夜の20時を過ぎると、先生方もポツポツと帰宅し始めた。

(そういえば、相沢先生の姿が見えないな…)

桜子は残業を切り上げ、帰り支度を始めた。
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