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保健室は絶対領域
第3章 岡田ルイ
ルイの足がだらりと伸びる。

「…ルイ…次はあたしと一緒に…」


女がルイの膝の上に乗ろうとすると、

「悪い…今日は帰ってくれないか?」


ルイは気怠そうにテーブルの上に手を伸ばし、財布を掴むと3枚お札を抜き取り、床の上に放り投げた。

「一人にしてくれ…」


女は何も言わずサッと着替えを済まし、床の上のお札を拾い集めると、

「また、呼んでね。」

と言い残し、部屋を出て行った。


脱力感をルイが襲う。

己の欲望を吐き出して尚、心の闇からどんどん欲望が溢れだす。

ルイの真っ暗な闇は深く、どこまでもどこまでも広がって行った…
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