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保健室は絶対領域
第4章 長い夜
風間は、乳房を手の平で支えるように持ち上げると、指先で先端をコリコリと摘んで弄んだ。

「っ…ひゃ…っんん…」

桜子は、突然の強い刺激に思わず甘美の声を漏らす。


風間は、桜子を器用にくるっと後ろ向きにし、自分の固く膨張した股間を押し付ける。

ストッキングに手をかけた時だった。


―――ゴスッ!!


という音と同時に、風間の動きが止まる。

急所を蹴られた風間は、「ぅぅう…」という声を漏らし、うずくまる。


その隙に、体勢を崩した桜子を、誰かがふわりと持ち上げその場を去った。


桜子を抱きかかえたまま、タクシーに乗り込む。

その男は、半ば意識のない桜子を愛しそうに見つめ…ぎゅっと抱きしめた。

「本当…馬鹿だな…」

そう呟くと、桜子の柔らかい髪を優しく撫でた。
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