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保健室は絶対領域
第4章 長い夜
「…岡田…君!?」

自分の顔を覗き込むルイと目が合うと、慌てて身体を起こす。


「ゲホッゲホッ!」

急に起き上がったせいで、水が気管に入ってしまい思いっきり咳き込んだ。

ルイが慌てて背中を擦るが、桜子は身体を強張らせ抵抗する。


「何もしないから…」

「信用…出来ないよ。」

今までの出来事を思い返せば、当たり前だ。


「せっかく助けてあげたのに…」


そういえば、桜子は風間に危うく襲われるところだった。

ダメだと思った時に、助けてくれたのがルイだなんて皮肉だ…そもそも事の発端は、ルイにあったのに。

でも、目の前にいるルイに違和感を感じて仕方がない。


(こういうキャラじゃなかった気がする…)
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