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保健室は絶対領域
第7章 マッサージ

桜子は、ベッドにうつ伏せになった。


武流は、肩から背中を指圧と振動で少しずつほぐして行く。

初めこそは痛い所もあったが、ほぐされ続けて…身体はふわっと軽くなり、リラックスしてきた。


「気持ちいいですか?」

「…はい…」

何度か武流が話しかけて来るけど、桜子はウトウトとまどろみの中を行ったり来たりを繰り返す。

そして、完全に眠りに落ちた…



「これでいいのかい?」

物陰から登場したルイは…


「ほら、約束通りの…」

ルイが武流に、メモ用紙を渡す。


「ありがとう。待ち合わせは、あのバーでいいんだな?」

「あぁ。」

武流は、嬉しそうに保健室を後にした。
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