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SA
第16章 15年前 3
シュウジが選んだのはお子様ランチ。
ファミレスの冷凍を解凍したものを並べたんじゃなくて、全部マスターの手作りだ。
美織ちゃんが運んでくる。
早速手をつけようとするシュウジを美織ちゃんが止めた。
『ご飯の前には手を洗わないと!』
シュウジの返事も聞かずに手洗い場へ連行。
…シュウジのやつ、完全にビビっちまったな。
席に戻って再び食事の手を止められる。
『食べる前はちゃんと手を合わせていただきますだよ?』
『いただきます…』
美織ちゃんの顔を伺うようにいただきますをしたシュウジ。
『上手にできたね!偉い偉い♡これ、ご飯ちゃんと全部食べてから食べてね』
美織ちゃんはそう言って、エプロンから棒つきのキャンディをひとつシュウジに渡した。
『ありがとう』
シュウジが礼を言うと、美織ちゃんは微笑んでシュウジの頭を撫でてから仕事に戻った。
ファミレスの冷凍を解凍したものを並べたんじゃなくて、全部マスターの手作りだ。
美織ちゃんが運んでくる。
早速手をつけようとするシュウジを美織ちゃんが止めた。
『ご飯の前には手を洗わないと!』
シュウジの返事も聞かずに手洗い場へ連行。
…シュウジのやつ、完全にビビっちまったな。
席に戻って再び食事の手を止められる。
『食べる前はちゃんと手を合わせていただきますだよ?』
『いただきます…』
美織ちゃんの顔を伺うようにいただきますをしたシュウジ。
『上手にできたね!偉い偉い♡これ、ご飯ちゃんと全部食べてから食べてね』
美織ちゃんはそう言って、エプロンから棒つきのキャンディをひとつシュウジに渡した。
『ありがとう』
シュウジが礼を言うと、美織ちゃんは微笑んでシュウジの頭を撫でてから仕事に戻った。