この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
SA
第17章 15年前 4
見ていた番組が終わると、僕を膝の上から降ろしてロクデナシは台所へ行った。
冷蔵庫からプリンを出してきて、僕に
『食うか?』って渡してくれた。
この人…本当は良い人なのかな。
ありがとうを言って、プリンを頬張る。
冷たくて甘くて美味しい。
僕がプリンを食べ終わると
『一緒に風呂入るぞ』
って言って、お風呂場へ向かった。
誰かと一緒にお風呂に入るなんて、どれくらいぶりだろう。
嬉しくてロクデナシのあとを追って脱衣所に向かう。
僕が服を脱ぐのを手伝ってくれた。
服で隠れる部分に無数にある、タバコによる火傷の痕。
ロクデナシは痕を撫でながら
『キレイなカラダなのにな…あのクソ女…チッ』
そう言って舌打ちした。
クソ女とは母親のことだろう。
冷蔵庫からプリンを出してきて、僕に
『食うか?』って渡してくれた。
この人…本当は良い人なのかな。
ありがとうを言って、プリンを頬張る。
冷たくて甘くて美味しい。
僕がプリンを食べ終わると
『一緒に風呂入るぞ』
って言って、お風呂場へ向かった。
誰かと一緒にお風呂に入るなんて、どれくらいぶりだろう。
嬉しくてロクデナシのあとを追って脱衣所に向かう。
僕が服を脱ぐのを手伝ってくれた。
服で隠れる部分に無数にある、タバコによる火傷の痕。
ロクデナシは痕を撫でながら
『キレイなカラダなのにな…あのクソ女…チッ』
そう言って舌打ちした。
クソ女とは母親のことだろう。