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第5章 美奈の覚悟

「まだ、ダメ。」
きょうすけはその手を払いのけた。樹は物欲しそうな顔全開できょうすけを見つめる。
「…脱いで。未奈に見える様に、全部ね。」
樹は未奈を見つめ、すぐそばまで近付いた。
そしてゆっくりと衣服を脱ぎ捨てていった。
「せ…せんぱ…なん…」
目の前で行われているよくわからない展開に、未奈はうまく言葉をつむぐことができなくなっていた。
しかし、自分以外の女性の裸から目をそらそうとしながらも、そらす事ができないでいた。
自分とは比べものにならない程の豊満な胸、体のライン…これほど恵まれた体なら、恥ずかしがらずにさらけ出すことができるのだろうか。