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だって可愛いから。
第1章 エレベーター
「わっ!!……ッ…」
じんわりと下着越しに体温が伝わってくる。
そして、その柔らかさに驚いた。
「はずして…?」
「ど…どうやって…ッ」
戸惑うきょうすけに、胸がキュンとした。
樹はくるっと回り、背中を向けた。
「これで、どう?」
きょうすけはごくりと喉をならし、両手でそっとホックを外した。
樹はまた反転し、肩から滑り落ちそうなブラ姿できょうすけを見つめる。
「…脱がせて…いいんでしょうか…」
きょうすけは申し訳なさそうに尋ねた。
「どうぞ。」
どくん…どくん…どくん…
ブラを樹の腕から抜き取った。
細めの身体に、大きめの乳房が堂々と現れた。
きょうすけは抜き取ったブラを握りしめたまま、その身体に釘付けになってしまった。
「そんなに見られると、恥ずかしいよ」
口ではそんなこといいながら、表情は楽しんでいた。
「あっ!!す、すいません!」
プイと慌てて横を向いて視線を逸らした。
樹は笑いながら、その視線を戻すようにきょうすけの顔を両手で包み込み、振り向かせた。
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