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だって可愛いから。
第3章 俺が好き?
「ゴメンね?」
一応謝って、その場を後にした。
後味が悪い。せめて諦めたことがわかるような締め方をして欲しいものだ、と常々きょうすけは思っていた。
その日の帰り道。
きょうすけが友達と分かれ、一人で歩いていると日中に廊下で告白してきた後輩(先輩と呼んだので後輩だろう、というだけの判断だが)が後ろからきょうすけに声をかけた。
「先輩…私…諦められないんです!私が諦められるような理由があるなら教えてください!」
「え…さっきも言った…」
後ろずさりながらぼそっと呟いたが、それでは納得いかないらしい。
「…名前も知らないし、年下に興味ないし、彼女いらないし…あとは…」
一応思い当たることを次々とあげてみた。
みるみる後輩の目がうるんでいく。
一応謝って、その場を後にした。
後味が悪い。せめて諦めたことがわかるような締め方をして欲しいものだ、と常々きょうすけは思っていた。
その日の帰り道。
きょうすけが友達と分かれ、一人で歩いていると日中に廊下で告白してきた後輩(先輩と呼んだので後輩だろう、というだけの判断だが)が後ろからきょうすけに声をかけた。
「先輩…私…諦められないんです!私が諦められるような理由があるなら教えてください!」
「え…さっきも言った…」
後ろずさりながらぼそっと呟いたが、それでは納得いかないらしい。
「…名前も知らないし、年下に興味ないし、彼女いらないし…あとは…」
一応思い当たることを次々とあげてみた。
みるみる後輩の目がうるんでいく。