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いつでも初恋
第2章 無くした記憶
―――――
「リコ、失恋したんだって?」
「えっ、…――」
そうだよ…年が明けて、大口顧客への新年の挨拶まわりが終わる頃…失恋した。
原因は…元彼の浮気?
ううん、浮気じゃないか。
おめでた婚するらしいから…
「うん、失恋した…」
「みんな、心配してたぞー。いつもの飲み方じゃ無かったらしいけど、事情を知ってるだけに止められないって…さ」
「……………。」
言葉が出てこない。
「飯も食わねえで飲んでたからな…。会の終わりには完全に潰れてた。俺、この一週間引き継ぎで殆ど店に いてなかったからさ、内勤の連中が入れ替わり話しに来る。
その中、離れたところで潰れたリコが目に入ってさ。
嫌でも気になるわなぁ」
「……………。」
「リコ、失恋したんだって?」
「えっ、…――」
そうだよ…年が明けて、大口顧客への新年の挨拶まわりが終わる頃…失恋した。
原因は…元彼の浮気?
ううん、浮気じゃないか。
おめでた婚するらしいから…
「うん、失恋した…」
「みんな、心配してたぞー。いつもの飲み方じゃ無かったらしいけど、事情を知ってるだけに止められないって…さ」
「……………。」
言葉が出てこない。
「飯も食わねえで飲んでたからな…。会の終わりには完全に潰れてた。俺、この一週間引き継ぎで殆ど店に いてなかったからさ、内勤の連中が入れ替わり話しに来る。
その中、離れたところで潰れたリコが目に入ってさ。
嫌でも気になるわなぁ」
「……………。」