この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
いつでも初恋
第6章 連休Ⅲ
「どうする?」
ニヤリと直人。
「……意地悪」
きっと私今“茹で蛸”になってるよ。
―――――
『入浴中』のプレートを掛けて脱衣場に入っていく。
「鍵、忘れんなよ」
「絶対に!」
鼻歌交じりで風呂場へ先に行く。
熱くなっていた身体は幾分か醒めつつあった。
反比例して戸惑う気持ちが大きくなり、なかなか一歩を踏み出せない。
やっぱり戻ろうと背を向けた時、風呂場への引き戸が開き後ろから抱きしめられた。
「逃がさない…」
そっと向きを変えられて
タオルを外された。
それだけで再び熱くなる。
「リコ、声出すなよ」
「んっ…、無茶言わないで…」
「じゃ、塞いでてやろうか」
浴槽の縁に手をつき、後ろから突き上げられる。直人の左手が私の口を押さえるけれど、洩れてゆく声が大きくなりばかり。
右手でシャワーのコックを開き、勢いよく流れる湯を浴びながら二人同時に果てた…。
ニヤリと直人。
「……意地悪」
きっと私今“茹で蛸”になってるよ。
―――――
『入浴中』のプレートを掛けて脱衣場に入っていく。
「鍵、忘れんなよ」
「絶対に!」
鼻歌交じりで風呂場へ先に行く。
熱くなっていた身体は幾分か醒めつつあった。
反比例して戸惑う気持ちが大きくなり、なかなか一歩を踏み出せない。
やっぱり戻ろうと背を向けた時、風呂場への引き戸が開き後ろから抱きしめられた。
「逃がさない…」
そっと向きを変えられて
タオルを外された。
それだけで再び熱くなる。
「リコ、声出すなよ」
「んっ…、無茶言わないで…」
「じゃ、塞いでてやろうか」
浴槽の縁に手をつき、後ろから突き上げられる。直人の左手が私の口を押さえるけれど、洩れてゆく声が大きくなりばかり。
右手でシャワーのコックを開き、勢いよく流れる湯を浴びながら二人同時に果てた…。