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いつでも初恋
第7章 元彼
テーブルに置かれた2つのカップとシュガーポット。
無意識にヒロのカップの方へシュガーを1すくい入れ、ソーサーの上のフレッシュを手にした。
そこで気が付く。
「あっ!…」
しまった!と思ったけど今更だ。フレッシュを入れティースプーンで軽く混ぜた後、
「かえようか?」
一応訊いてみた。
「いや、いい。Thank you な」
自分の方はシュガーを2すくい…
『俺さぁ、…』とヒロが話し始めた。
付き合い始めの頃、良く気が付く子だなって感動してたんだ。恩着せがましく無く普通にやってくれるから、いつの間にか当たり前になってた。
何かにつけ、いつも俺が困ん無いようにしてくれてたんだよな。
バカだよなぁ、俺。
リコだって我慢してたんだよなぁ…
一方的に別れてくれって告げた時も本当は知ってたんだろう?
自惚れかも知れないけど、泣いて責められるの覚悟してた。
でも、何にも言わなかったよな、リコは。
ああ、それ程の事も無かったのかって逆にショックだった…。
そんな気持ちを宮本に話したら、1発殴られたよ。
いつものリコじゃ無い様子を聞かされた。
もう一度会って謝りたいって心底思っていたんだ。
無意識にヒロのカップの方へシュガーを1すくい入れ、ソーサーの上のフレッシュを手にした。
そこで気が付く。
「あっ!…」
しまった!と思ったけど今更だ。フレッシュを入れティースプーンで軽く混ぜた後、
「かえようか?」
一応訊いてみた。
「いや、いい。Thank you な」
自分の方はシュガーを2すくい…
『俺さぁ、…』とヒロが話し始めた。
付き合い始めの頃、良く気が付く子だなって感動してたんだ。恩着せがましく無く普通にやってくれるから、いつの間にか当たり前になってた。
何かにつけ、いつも俺が困ん無いようにしてくれてたんだよな。
バカだよなぁ、俺。
リコだって我慢してたんだよなぁ…
一方的に別れてくれって告げた時も本当は知ってたんだろう?
自惚れかも知れないけど、泣いて責められるの覚悟してた。
でも、何にも言わなかったよな、リコは。
ああ、それ程の事も無かったのかって逆にショックだった…。
そんな気持ちを宮本に話したら、1発殴られたよ。
いつものリコじゃ無い様子を聞かされた。
もう一度会って謝りたいって心底思っていたんだ。