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いつでも初恋
第10章 プロポーズ
振り返ると手ぶらの直人が立っていた。
「ビックリしたぁ」
「リコ…」
「ん?」
いつものおちゃらけた雰囲気は無い。
「着替え、出して」
「うん、わかった」
直人の横をすり抜けようとして、腕を掴まれた。
「何?」
「お前も着替えて、出掛ける」
「車?」
「あぁ」
「直人も私も飲んでるでしょ?」
「ノンアルに切り替えたから俺が運転する」
―――――
Tシャツと綿パンの直人とロンTとスパッツの私。
私の愛車が向かったのは夜景が綺麗だと評判の山上だった。
週末なので車もチラホラ。
エンジンは切らずにクーラーの効いた車内で直人が一言、
「結婚しよう」
「えーっ!?」
な、な、なんで今?
「ビックリしたぁ」
「リコ…」
「ん?」
いつものおちゃらけた雰囲気は無い。
「着替え、出して」
「うん、わかった」
直人の横をすり抜けようとして、腕を掴まれた。
「何?」
「お前も着替えて、出掛ける」
「車?」
「あぁ」
「直人も私も飲んでるでしょ?」
「ノンアルに切り替えたから俺が運転する」
―――――
Tシャツと綿パンの直人とロンTとスパッツの私。
私の愛車が向かったのは夜景が綺麗だと評判の山上だった。
週末なので車もチラホラ。
エンジンは切らずにクーラーの効いた車内で直人が一言、
「結婚しよう」
「えーっ!?」
な、な、なんで今?