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いつでも初恋
第10章 プロポーズ
突然のプロポーズに戸惑っていた。
何か言わなきゃと焦るけど言葉が出てこない。
ハンドルに突っ伏して私の方を見ている気配を感じる。
沈黙に耐えきれず目線だけを運転席に向けると視線が交わった。
「リコ…」
もうダメ、逃げらんない。
「直人…」
「ん?」
「怒ってたんじゃないの?」
「考えてた」
「何を?」
「プロポーズ」
そこに戻るのね…。
「いやか?」
「…………。」
「何で黙り込む?」
「…だって、…まだ半年も経ってないよ私達」
「月日の長さか?じゃあ、あとどれ位だ?違うだろう?」
「直人、私の事好き?」
「馬鹿か?好きでもない奴にプロポーズなんかしねーよ」
ダメ、涙が…。
何か言わなきゃと焦るけど言葉が出てこない。
ハンドルに突っ伏して私の方を見ている気配を感じる。
沈黙に耐えきれず目線だけを運転席に向けると視線が交わった。
「リコ…」
もうダメ、逃げらんない。
「直人…」
「ん?」
「怒ってたんじゃないの?」
「考えてた」
「何を?」
「プロポーズ」
そこに戻るのね…。
「いやか?」
「…………。」
「何で黙り込む?」
「…だって、…まだ半年も経ってないよ私達」
「月日の長さか?じゃあ、あとどれ位だ?違うだろう?」
「直人、私の事好き?」
「馬鹿か?好きでもない奴にプロポーズなんかしねーよ」
ダメ、涙が…。