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第3章 勝彦の決意

「とにかく！俺にはお前が必要！ただそれだけ」

ふっと笑った勝彦に泣き崩れる明美

生まれて初めて人に必要と言われたことがこんなに嬉しくて、こんなに心が熱くなるなんて知らなかった明美

大きな声で泣いていた

勝彦がぎゅっと抱きしめ背中をさすってくれていた

「これからは俺にやりたいこと欲しいモノ全部言えよ！」

泣きすぎて眼があかない明美はウンウンとうなづくのがやっとだった