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微かな光
第3章 勝彦の決意
流れ落ちる涙をそのままに意味のわからない勝彦の言葉に嫌悪感を抱く

「あの時の俺と明美は死んだんだ」

「生きてるじゃん」

「正確には生き返った・・かな。」

ふっと笑った勝彦

「明美は俺と居るのが嫌なの?・・いや、寧ろ死ぬんだったらいつでもいいだろ?その間に生き返った明美に生き返って良かったって思わせる!!」

なんの意気込みかメラメラとした何かが見える

「な・・なにそれ」

「明美は俺の傍にいればいいってこと。お前のこと探すやつが居ないんだったらこのまま居ればいい」

明美は涙に濡れた顔で勝彦を見つめるしかできない

「納得行かないなら死んだと思って俺に拘束されたって思えば?」

屁理屈ばかりで納得なんて出来ないのに、死にこだわり過ぎていた自分に迷いがでる
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