この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
大人のオモチャ
第2章 昔の人って...
「浴衣とか、着物っていいよな」
雑誌をパラパラとめくっていた頼が、突然そんなことを言いだす。
「浴衣?」
何がそんなにいいのだろうか…頼のことだからきっと普通の理由じゃないはず…
時代劇で定番の悪代官が、女の人の着物の帯をクルクルととっちゃう
「アーーレーー」をやりたいのかなぁ
色々考えて頭を悩ませていると、
「珠希何百面相してんの?面白い顔」
ブフッと遠慮なく吹き出した声で思考を中断される
「んなっ!」
一応は彼女のあたしに向かって、面白い顔は酷いだろう
「浴衣のいい理由を考えてたんですっ」
いーっだ。と舌を出してあっかんべーをしてやれば、
皮膚たるむよ。なんて憎まれ口をききつつ
「だって、下ノーパンノーブラじゃん」
と返事が返ってきた
やり放題っ
と音符がつきそうな声はこの際聞こえなかったことにしよう。
うん、身の安全のためだ
なんかなんだかすごく嫌な予感…
「よしっ」
「いやだっ!」
何か言われる前に止めなくては、と思って否定したが早すぎたらしい
「てか、珠希に拒否権あるわけないから」
ふふっと笑う綺麗すぎる笑顔
整った顔立ちの人が、目の笑わない笑顔を見せるとこうも怖いものかと思ってしまう
雑誌をパラパラとめくっていた頼が、突然そんなことを言いだす。
「浴衣?」
何がそんなにいいのだろうか…頼のことだからきっと普通の理由じゃないはず…
時代劇で定番の悪代官が、女の人の着物の帯をクルクルととっちゃう
「アーーレーー」をやりたいのかなぁ
色々考えて頭を悩ませていると、
「珠希何百面相してんの?面白い顔」
ブフッと遠慮なく吹き出した声で思考を中断される
「んなっ!」
一応は彼女のあたしに向かって、面白い顔は酷いだろう
「浴衣のいい理由を考えてたんですっ」
いーっだ。と舌を出してあっかんべーをしてやれば、
皮膚たるむよ。なんて憎まれ口をききつつ
「だって、下ノーパンノーブラじゃん」
と返事が返ってきた
やり放題っ
と音符がつきそうな声はこの際聞こえなかったことにしよう。
うん、身の安全のためだ
なんかなんだかすごく嫌な予感…
「よしっ」
「いやだっ!」
何か言われる前に止めなくては、と思って否定したが早すぎたらしい
「てか、珠希に拒否権あるわけないから」
ふふっと笑う綺麗すぎる笑顔
整った顔立ちの人が、目の笑わない笑顔を見せるとこうも怖いものかと思ってしまう