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朋子2
第1章 車中にて
 高速の出口が近付いた。

 私は彼女の服を直させ、リモコンを「強」にする。ETC を使わずに わざと料金所に向かう。



 「お疲れさまでした。○○○円になります」

 私はキャッシュカードを手渡し、庭園への道順を聞く。



 「……………………………んッ」

 料金所の係員が 車内に響く羽音に気付いたようだ。

 「奥さん………大丈夫ですか?」 顔を赤らめながら、聞いてくる。

 「ありがとうございます。………少し車に酔ったようで………」

 口がきけない彼女に替わって 私が答える。おそらく 今の彼女が口を開けば 喘ぎ声しか出ないだろう。

 予想通り 車を発進させると……………

 「イク~~~~ッ…………」
 と、声をあげ 大量の潮を噴き上げながら 躰を痙攣させた。
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