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第2章 愛しき人~ 二度めの出逢い

身支度を整えて、
やはり美沙は
映画を見に行く事にした。



『さすがに平日は
人が少ないな…』



美沙が選んだ映画はやはりラブスト-リ-。
思わず映画の主人公を
自分達と重ねてしまう。



……重傷だな……



…そう思った。
時々、美沙は涙しながら……
映画を見た。自分達にリンクする部分が、あまりにも多い。






……レイと……
これから
どうなるのだろう……



なんて考えたりした。



映画を見終わって
外に出た頃には、
お昼時になっていた。



美沙は遅めのランチを
とっていた。
一人でレストランでランチなんて、何年ぶりだろう。
外食はいつも夫と
一緒だったし。
美沙は一人の時間を満喫していた。



その一方では
一刻も早く、
レイに逢いたい気持ちで
一杯だった。



次は何をしよう。
買い物でもしようかな……



六本木に来たのも
久しぶりだった。
レイの職場が
六本木だから
来たんだけど。



たまにはいいな♪



なんて思いながら
ウインドウショッピングを
楽しんだ。
するとふと、
お洒落なアクセサリ-店に目が止まった。
見ると、カウンタ-に
『お名前お入れします』
と書いてある。







……レイに……
あげたいな……







そう思い店の扉を開けた。
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