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TABOO
第4章 未来へ
そして店が終わり、a pageの店の中美砂の事を知る、
二人の男が、
向かい合って、
始めて話しをする。再度、頭を下げるレイ。



『改めまして。
立花零です。』



と言い席に座る。



2時間ぐらい話しただろうか?



レイも美砂との出会いから、過程から全て話した。
全て話さないと
いけない気がした。伸一も今は違う女と住んでいる、と言う事。
そして美砂への気持ち。
全て話した。
全て話した上でレイに……



『……君を見て……君なら美砂を
任せられると思った。
……美砂を……
幸せにしてやってくれますか?』







『……え?……
俺でいいんですか?』







『君じゃなきゃ駄目だ……』







『有難うございます。
もう……逢えないと思ってました。
ほんとに有難う……』



と言うとレイはまた涙を流した。







『……美砂を……頼みます……』







『……』







『美砂はここにいるよ。』



レイは涙が止まらなかった……



『……また君は……ほんとに美砂を
愛してるんだな。』






『……はい……
愛しています……』







『……素直だな……泣くなよもう。
…パパになるのに…』







『……え?……
俺の…?』







『私達は出来なかったからな……
間違いなく、
君の子供だよ。』



そう言って伸一は
優しく微笑んだ。
伸一は置き土産として
最後にこの話しを
取っておいた。







『……俺の……
子供……』





『……ああ……
ただもう産まれちまったけどな。
君は立ち会えなかったな。すまない……』


『……いえ……そんな……』



『いい奴で安心したよ…もう行くから。美砂と無事に会えたら、
連絡してくれるか?』



『はい。勿論です。』



『それじゃ!
頑張れよ!』



『……あの……
ほんとに有難うございました。俺絶対、美砂さんを幸せにします。』



伸一はまた
優しく笑った。



レイはいつまでも
伸一を見送った。



……有難う……本当に……
有難うございました。







……美砂……
やっと逢えるね……







……レイの涙は……暫く止まる事は、
無かった。
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