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粉雪のファンタジー
第2章 先輩の告白
世界で一番愛しい涼へ




涼……ごめんなさい。
もう全て聞いたかな?
突然…あなたの前から姿を消して、
ごめんなさい……
私もうあなたに
逢えなくなりました。
私がずーっと
傍にいて?って
涼にお願いしたのに嘘ついてごめんなさい。



本当は自分の口から言いたかったけど、涼の優しい笑顔見てると、
どうしても言えなかった。私が泣いてしまうから……



涼と出逢って
涼に愛された日々は私が今まで
生きてきた中で、
一番幸せで……
一番大切な時間でした。



涼と初めて見た映画、涼と初めて迎えたイブの夜…あの日、あなたに
愛された事は、
いつまでも私の
心の中に、大切な
宝物として
残っています。
今年のイブは
きっと一緒に
居られないな……



でも私には、
涼に愛された沢山の想い出があるから。どうか涼も
悲しまないで……
決して一人で
いつまでもいないで下さい。
違う誰かと幸せに
なって下さい。



あなたが
幸せじゃないと
意味がないの……




できれば私は
涼にもう
逢いたくありません。
いつまでも涼が
好きだった、
綺麗だった私だけを覚えていて欲しいから。



遠くから
涼を見つめているから……
毎日涼が楽しく
幸せに暮らせる事を願っています。



涼はきっと
この手紙見たら
泣いちゃうかな?
いい男なんだから、いつまでも
暗い顔していないでね。



これからの涼の人生も
素敵な色を
持つように……
コンクールの優勝…影ながら願っています。
あなたならきっと
大丈夫だから。



最後に
最愛なる涼……


有難う。私と
出逢ってくれて……


有難う…こんな私を愛してくれて……



世界一
幸せになって下さい。
そして
生まれ変わっても
きっと……
あなたを何度でも
愛する私を
許して下さい……



……涼……



世界で一番
愛してました……



……涼……
貴方は私が最後に、愛してた男よ。



雪より



俺は雪の手紙を
読み終えると、
声を張り上げて
いつまでも
泣いていた。
まるで子供のように。








ねえ?雪……







キミは俺といて



本当に



幸せだったの…?
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