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粉雪のファンタジー
第2章 先輩の告白
次の日俺は、
撮影場所で後輩の章と一緒だった。
休憩中に俺は章に、雪との事を相談した。
雪に逢いに行くべきか
葛藤があったし、
情けないけど……
一人で抱え込むには辛過ぎるから……



全て話しを聞き終わって、一瞬……
重い空気が流れたけど……
やがて章が
口を開いた。



『そうだったんですね…先輩、大丈夫ですか…?』



『……』



『……先輩……
雪さんに逢いに
行くんですか…?』


『……章……
まだ解らない……。どうする事が
一番ベストなのか
解らねー』



『……先輩……
そうですよね?そんな簡単に
答えなんて
出ませんよね…?』


『おまえなら
どうする…?』



『俺っすか…?
実際そーならないと解らないけど……
でも……』



『……でも?……』



『……俺なら……
多分最後まで、
一緒に傍にいるかな?』



『……』



『雪さんは言葉では逢いたくないって
言ってるけど、本当は
先輩に逢いたいと
思ってますよ。
きっと……』



『……章……』



『それに先輩は、
雪さんに……
世界一、
愛されてるんですよね?』



俺は章の最後の言葉に
ドキッとした。



章の前で
初めて泣いた……



それと同時に
気持ちが凄い軽くなった。



『……章……
有難う……後輩の前で泣くなんて……
俺、カッコわりーな。』



『カッコ悪くなんかないっすよ……
むしろ、ダメな先輩を
初めて見れて、
嬉しいですよ。』



『……ハハ……』



俺は、何を
迷っていたんだろう。



『……章……
有難う。俺……
雪に逢いに行くよ。最後まで
雪と一緒にいる……』


章は優しく微笑んだ。



『先輩なら、
そう言うと思ってました。頑張って下さい。』



俺も優しく
微笑み返した。



仕事も終わり、
俺達はそれぞれの
場所に帰る。
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