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第3章 涼の決心…そして最終章★

『……』



『……雪が例え……病気だとしても、
俺が雪と……
一緒にいる事は
出来るだろ…？
雪はもう、
俺と一緒に居たくないの？
雪の気持ち……
聞かせて……』






『……雪は……俺をもう愛してないの？俺は……
雪の最後まで
雪の傍にいたいよ？』



『……馬鹿ね……
涼……私が貴方を、愛してない訳
ないじゃない……』







『……雪……』







『……涼……ごめんね
ごめんなさい……
恐かったの……
私も貴方と最後まで一緒に居たい……
こんな私でいいの……涼……』







『……俺は……
どんな雪も……俺は愛してるよ……』







『……涼……
愛してるわ……』







俺は雪に口づけをした……
懐かしい雪の匂いがした……
俺は雪をベッドに、座らせると、




『……雪……
手出して？』



『……え？……』



俺は昨日買った指輪を
少し痩せた
雪の指にはめた。



『……涼……
有難う…でも指輪なら
去年貰ったばっかり。』



『今年は
お揃いだから……
ホラ♪
離れてても傍にいる約束だよ…？
雪……』



『……嬉しい……
涼……』



無邪気に微笑む
貴方を見て俺は笑った……



『あんまり居ても、体調によくないな。また明日来る。』



『涼？あんまり
無理しないで…？
涼だって今
仕事大変じゃない？あっ！！
結果は出たの？
コンクール！』



『……あっ！……
真っ先に言おうとして
雪見て全部
ふっ飛んだ(笑)
無事に一次通過したよ♪
雪のおかげだ！
有難う！』



すると雪が
俺に優しいキスを
くれた。




『おめでとう……
涼……凄いわね！
さすが涼ね。
だからあなたは
大丈夫だって
言ったでしょ？』



『……雪が…
居たからだよ……
優勝したら真っ先に雪に見せに来るから……』



『……涼……
楽しみにしてるわ』


『じゃ行くな？
雪……』



『……ええ……
気をつけて帰ってね。』



俺は雪を抱きしめて、


『……もう……
一人で勝手に
決めるなよ…？』



『……涼も……
ほんとに無理しないで？』



『俺が雪に……
逢いたいからいいの♪
じゃな！
雪♪』



『……ん……
涼有り難とう……』