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粉雪のファンタジー
第1章 美しい女『雪』
……俺は……
達也先輩に電話を、掛けた。
『……あの……
もしもし先輩。
遅くにすみません。涼です。』
『……おお♪……
涼か♪』
『……あの……
俺その……
雪さんと付き合う
事になって。』
『……そうか……
良かったな!』
『……はい!……
先輩!
有り難とうございました。』
『ああ。
またな?涼~
おやすみ』
『おやすみなさい』
俺は達也先輩に
心から感謝していた。
達也先輩のおかげで雪と逢えたんだから……
……先輩……
本当に有り難とう
ございます……
俺はそれから
シャワーを浴びて、眠りについた。
雪と付き合いだして1週間が過ぎていた。だが悲しい事に
俺の仕事は忙しさのピークにきていて、オフが全然
取れないでいた。
後輩にグチる事も
しばしばだった。
……せっかく……
付き合えたのに……
ただ、電話は毎日してた。今の俺は
それだけでも充分。電話だけでも、
俺は雪に、
どんどんどんどん
惹かれていった。
優しくて可愛いい声が
ホントに
可愛いいんだ……
やっとオフが取れて俺達は明日、
初めての
デートをする事になった。
雪と出逢って
2週間めの事だった。