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第2章 カミングアウト

ー花音sideー

「そんなにあたしとしたくないなら、他の女の子のとこいけばいいでしょっ！」

ついに言っちゃった

蓮に背を向けてもう知らないっ
て思っていても涙はあとからあとから溢れてくる

いつもいつもいい雰囲気になってもディープキスどまり。
いくらなんでも高校生じゃないんだから手ぐらい出してくるだろうって予想をいつもいつも裏切ってくる

あたしが話しかけると驚いたりポーッとケータイみていたり
不安になって
親友の結依に相談したら
浮気じゃないの？
ってかえってきた

ケータイ持ってるときに話し掛けて大声あげてびっくりしたら決定だね

って一言付きで


今日、蓮驚いてたすごく

浮気されるのは自分に魅力がないからって言うけど
それを認められる人は本当にすごいと思う

あたしはなんであたしの彼氏とるの？って思っちゃうから

たしかに始まりはあんなんだったけど、あたしは今本気で蓮を大事に思っている

だからこそ、そういうのが傷つくんだ