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ナイショの恋
第3章 ナイショ
「お兄ちゃんのバカバカバカ」 

うあぁぁ~ん・・・ 

と今までの我慢してきた感情も一気に吹き出して大声を出して泣いた。 
いっぱいいっぱい、我慢した。 
ずっとずっと、我慢した。 
実のお兄ちゃんを好きだなんて 
本人はもちろん、誰にも言えなかった。 

お兄ちゃんには迷惑をかけていないつもりなのに。 
なのに、お兄ちゃんは私はほかの人に押し付けようとしてる。 
ひどいよ。 

お兄ちゃんは泣きじゃくる私を 
ギュって抱きしめてくれて 
背中をなでてくれた。 

「シ―――・・・静かに。 
落ち着け。喉痛めるぞ。分かったから」 
「うっ・・うっ・・・うっっ・・・」 
無理やり泣き止もうとしても肩が大きく震えた。 

「本当に山川はいいやつなんだ。 
結実が嫌いで山川に押し付けようとしたんじゃない。 
結実が・・・ 
結実がもし俺以外の誰かを好きになれるなら 
そのほうがいいと思った」 

「お兄ちゃんは、自分の気持ちをコントロールできるの? 
私はできないよ。 
今まで何回もお兄ちゃん以外の誰かを好きになればいいと思った。 
お兄ちゃんを好きになってもしょうがないから。 
でも、好きなんだもん!」 
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