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その時、キミに恋をして
第1章 始まりは最悪
『---ああ---マジ?じゃあ、
乾杯程度な?』



『---うん---』



『---桐矢---二人の出会いに、
乾杯♪』



『---俺は---出会いたく無かったけどね♪』



『---桐矢---可愛いくね~!』



『---チッ---ほっとけ♪』



『よし、食べるか♪』



『頂きまーす♪』



---桐矢---
笑顔は可愛いいんだけどな~



『どう?桐矢?
美味いか♪』



『---うん---どれもみんな、
美味いよ♪』



『そうか♪
良かった!
沢山食べろよ♪』



『---うん---この肉なんか最高♪有り難とう♪
早瀬さん♪』



『---オ---
素直じゃん♪
桐矢♪』



『---てか---俺ちゃんと
お礼言うとこでは、言うよ?
そのくらいの常識はあるつもり♪』



『そっか♪
いい事だよ?
桐矢♪』



『まあ俺も、
大人の中に混じって仕事してっから♪』


『ああ、そうだな!桐矢、お前
何歳からこの仕事
してんの?



『---ん?---事務所入りは10歳かな~』






『---桐矢---早いなあ~』






つまり桐矢はまだ、10歳のうちから、
大人達のしがらみの世界で、
生きて来たのか---



---俺は---
少しだけ胸が、
熱くなった---



それからも俺は、
早瀬さんと、
いろんな話しを、
しながら楽しく、
食事をしていた。



---てか---
早瀬さんそんな、
悪い人じゃ無いのかも♪



そしていよいよ、
メインディッシュに手を、
着けようとした時だった。



店の中がざわつきだした。






--チッ--
バレたか?---






すると案の定、
若い女の客が、
俺を見つけて、
騒ぎだした。




『---ちょ---あれ桐矢じゃない!?』



--キャー♪--ほんと♪
桐矢よ!ねえ!
サイン貰いに
行かない!?』



---ああ---
万事休す!
マズいな!
このままじゃ、
店に迷惑が---



『---ねえ---早瀬さん?
なんかバレちゃったみたい……』


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