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その時、キミに恋をして
第1章 始まりは最悪


『---マジ---桐矢!
先店出て車乗ってな?俺も会計済ませてすぐ行くから!』



『---ああ---ご馳走様!
早瀬さん!
わりーね!』



『---ああ---桐矢!早く
走れよ!』



『---じゃ---お先!』



すると俺は、
一目散に走りだした。



---俺は---
会計を済ませて、
桐矢が待つ、
駐車場へと急いだ。駐車場につくと、
桐矢はもう、
車に乗っていた。



『---桐矢---お待たせ!』



『---あ---
早瀬さん、
ご馳走様♪てか、
全部食えなくて、
ごめん---』



『気にするなよ。
仕方ないさ!
桐矢、お前明日、
仕事早いの?』



『---ん?---明日はお昼から♪』


『そっか♪じゃあ、ちょっと走るか♪』


『---あ---
うん♪
早瀬さんは明日、
早く無いの?』



『俺も明日は、
俺も明日は、
午後からだから♪
デートしよーぜ?
桐矢♪』



『---は?---デートじゃねえし!』



『---ハハ---行くぞ♪』



---俺は---
桐矢を乗せて、
車を走らせた。



『---なあ---桐矢---
お前いつもあんな、感じなの?』



『---ああ---もう慣れたよ♪
騒がれてる内が、
花だしな♪』



『---まあ---そうだけど
飯もゆっくり
食えないなんて。』


『---まあ---それももう慣れたよ……』



俺は近くの公園まで車を走らせた。



『---桐矢---着いたよ♪』



『---ん---
お疲れ様♪』



桐矢は疲れてるのか半分寝ていた。



『---まあ---アイドルも大変だな~』



『---まあ---好きで選んだ仕事だし♪
でも、せっかくの、メインディッシュ、食べそこねた!』



『---桐矢---メインディッシュの変わりやるよ……』



『---え?---何早瀬さん?
ちょっと---
んッ---』



---俺は---
何を思ったのか、
桐矢にキスしていたんだ---





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